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トップページぐんまレポート・とっておき情報 > 群馬県の防災状況〜災害から身を守るため〜

ぐんまレポート 群馬県の防災状況〜災害から身を守るため〜

2011年3月11日、東日本大震災。あの日、みなさんは、どこで何をしていましたか?
あれから5年。「防災」について考えてきたこと、実行してきたことはありますか?
災害はいつ発生するか、わかりません。群馬県では、万一に備え、日頃から防災に取り組んでいます。
防災の現場では、どんなことが行われているのか。ぐんまちゃんが取材しました。

「群馬県防災航空隊」の基地を訪問

ぐんまちゃんがやってきたのは、前橋市の最南端、利根川沿いの下阿内町(しもあうちまち)にある「群馬ヘリポート」。その中にある「群馬県防災航空隊」の基地へ行ってきました。

これから何が始まるんだろう? 「群馬県防災航空隊」って、ナニ?どんなことをしているの?

救助活動 消火活動 救急活動

「群馬県防災航空隊」は、群馬県が管轄(かんかつ)する組織。群馬ヘリポート内の「群馬県防災航空隊」の基地には、県内に11ある消防本部から派遣された隊員9名、そして防災ヘリコプター「はるな」の操縦や整備などを行う航空会社の職員6名、計15名が勤務しています。
「群馬県防災航空隊」の活動は、大きく3つ。「救助活動」「消火活動」「救急活動」に分けられます。

「群馬県防災航空隊」の活動とは?

「救助活動」って、どんなことをするんですか? 「救助活動」とは、山で遭難した人や、水難事故に遭った人などを助けることです。さっきぐんまちゃんが見た防災ヘリコプター「はるな」で現場へ行き、地上から接近できない場所にいる人を、「ホイスト装置」を使って助けます。

なんて風だっ!!

わぁっ、すごいなー。あんな高いところから…。こわくないのかなー?

実際に訓練の様子を間近で見せてもらったよ!

「ホイスト装置」とは、ワイヤーを使って、救助隊員を降ろしたり、遭難者などをつり上げたりする装置。遭難者をつり上げるとき、たんか(フロートたんかという)を使うこともあります。約70mまでワイヤーを伸ばすことができます。

群馬県は山が多いので、救助活動の8割は山岳救助です。尾瀬や谷川岳などですね。6月はとくに出動が多く、尾瀬に1日3回出動することもあります。
県内であればこの基地から遠くても30分以内で到着できます。尾瀬までは20分くらいです。
水難救助も多く、昨年は「関東・東北豪雨」で出動しました。

2015年9月9日から11日にかけて、台風の影響で大雨が続き、茨城・栃木・宮城の各県に大規模な豪雨被害が発生しました。この出来事を「平成27年9月関東・東北豪雨」といいます。「群馬県防災航空隊」は「緊急消防援助隊」として出動し、鬼怒川の氾濫で浸水被害にあった茨城県常総市で、上空から住民の救助に当たりました。

「消火活動」と「救急活動」についても教えてください。

「消火活動」については、おもに地上からの消火が困難な場合、たとえば森林や原野などで火災が発生したとき、ヘリで出動します。

どうやって消火するんですか?

防災ヘリコプター「はるな」は、約1,300リットルの水が入る「ドロップタンク」を機体の下に付けることができます。
ポンプ車から水を送ってもらったり、湖などから水を吸い上げたりしてタンクに水を入れ、空から水をまいて消火します。

「救急活動」は?

遠く離れた場所から救急の患者さんを搬送するとき、また、設備の整った病院へ救急の患者さんを移すときなどに出動します。
それから、防災ヘリにお医者さんが乗って、救急活動を行うこともあります。
これを「ドクターヘリ的運用」といいます。

ということで、救急活動の中の「ドクターヘリ的運用」の訓練を、ぐんまちゃんが見学することになりました。 訓練は、「前橋赤十字病院の屋上で、防災ヘリにお医者さんを乗せて、救急現場へ急行」という設定で行われます。(ドクターヘリについては、この「ぐんまレポート」で、以前くわしくご紹介しました。)

救急活動の訓練を見学!

さぁ、訓練開始! 1

前橋赤十字病院のお医者さんチームが参加。

2

救急医療に必要な機材も積み込んで…。

3

防災ヘリコプター「はるな」、離陸!

4

こちらは、救急現場…という設定(ホントは、ヘリコプターの格納庫の中)。防災ヘリが現場に着いて、ケガをした人の処置をするという訓練です。

5

ケガをした人を処置して、タンカに乗せて…。

6

防災ヘリまで運びます。訓練といっても気を抜かない。みなさん、真剣!

7

ケガをした人を、防災ヘリに乗せたら…。

8

病院に向かって、離陸!

…ということで、見学したのは、救急活動の中の「ドクターヘリ的運用」の訓練。ほかにもいろいろな訓練が毎日行われているんだって。

お話によると、消防本部から派遣される隊員は、3年間のお勤め。年齢は40歳までと決められているんだって。体力も気力も充実!バリバリ元気な人たちが隊員をつとめているんだね。

ということで、無事、訓練終了!

みなさん、そして「はるな」もおつかれさまでした!

防災拠点に行ってみた!

続いて取材したのは、2ヵ所の防災拠点。
群馬県庁7階には「群馬県危機管理センター」、前橋市上細井町(かみほそいまち)の群馬県前橋合同庁舎の敷地内には「群馬県地域防災センター」があります。
さて、この2ヵ所の防災拠点にはどのような役割があるのでしょうか。

お〜っ

いろんなモニターが並んでいる。県庁の7階にこんな部屋があったんだね。地震や台風、火山の噴火などで災害が起きたとき、この「群馬県危機管理センター」の「災害対策本部室」に「災害対策本部」ができるんだって。そのために「防災行政無線」「衛星通信」「震度情報」「映像情報」などのシステムが、ずらり整備されているというわけだね。

いざというとき、みんな(県民)の生命や財産を守るため、「迅速・的確な対応」ができるよう、日頃からしっかり準備しているということだよ。

群馬県地域防災センター

こちらは群馬県地域防災センター。
大きな災害に備えた防災拠点として、「防災資機材や備蓄物質などの供給」や「広域集積場所」などの役割を果たすんだって。

「防災資機材と備蓄物質」は倉庫に納められていて、食料・飲料水・ダンボール製簡易トイレ・毛布・テント・レスキューキッチン(移動式炊飯器)・発電機・投光機などがあるそうだよ。
また、万一に備え、災害対策本部の代わりをする「サブセンター」の機能も備えているんだよ。
さらに、防災のために広く開放
して、自主防災組織の研修の場
として活用することもできるん
だって。

  • 約100食分の炊飯が30分程度でできます。
  • 電気、ガスが停止した状態でも、灯油とガソリンで使用可能です。

日頃から、どんな施設が防災に役立つか、チェックしておくことも大切です。たとえば、「道の駅」。県内に点在する「道の駅」は防災ステーションとして、次のような利用が考えられます。

道の駅の防災利用例

避難施設としての利用
避難所・臨時入浴・炊き出しなど
救援物資の物流拠点
物資受け入れ・中継施設・備蓄倉庫・給水など
防災関係機関の拠点
現地対策本部・現地調整所・医師診療所など
道路情報・被災情報の発信
情報コーナー、発信コーナー
広域避難における中継施設
避難者の休憩、飲料水の供給など
ほかにも、身の回りの施設(たとえば、学校・公園・河川敷など)が防災にどのように役立つか、みなさんで考えてみましょう。

防災の現場を訪ねた「ぐんまレポート」。みなさんは、どんな感想を持ったかな

災害は、こわい。でも、おそれる前に、どんな備えをしておくか、ひとりひとりの心がけが大事。災害が起きたときのために、家族で話し合ってしっかり準備する。たとえば、食料品・飲料水・カセットコンロなどを用意しておく、避難場所・集合場所を確認しておくなど、できることはいろいろあるね。
「災害に対する日頃の備えの大切さ」を実感したレポートでした。

ぐんまちゃん